妖怪と私

こんにちわ。日曜日担当のGOです。

今回は妖怪と八百万の神様について僕の思い出と共に書いてみたいと思います。

僕の妖怪との出会いは小学校低学年の時でした。当時住んでた家の親の寝室の方から、「パタパタッ」「パタパタッ」っと音がしていました。初めはあまり気にも止めていなかったのですが、あまりにもなり続けてるので、音のする方に行って調べてみても何もないし、音がしなくなる。で、気のせいかと部屋をでるとまた音がする。当時両親共稼ぎで鍵っ子だった僕には不安で仕方なかった。暫くして親が帰って来て、この事を打ち明けると、一言「妖怪の仕業やろ」っと。

鬼太郎とかで、もちろん妖怪の事は知っていたが、身近に感じたのは初めてで、その瞬間、不安も消え、好奇心だけが残り、妖怪の虜になりました。早速親に妖怪の本を買ってもらい、ビリビリになるまで読み散らかし、その頃から、買ってもらう本だけでは物足らないので図書館に通うようになりました。

そこで、民俗学という学問と出会い、民俗学のあらゆる本を読みました。特に柳田国男の遠野物語は本当引き込まれました。もっとも当時の僕には文章が難しかったので、しっかり理解できたのは、もう少し大きくなってからですが…

その後も、悪魔学、神学、等々どんどん脱線しながらも興味は尽きる事なく、成人するまで、図書館と紀伊国屋通いは続きました。や、今もたまにします。

日本と言う国は、国が信じる神がいない国なのにも関わらず、八百万もの神が居てるという特殊な環境がおもしろいですよね。ここでいう八百万とは8000000柱の神様と言う意味ではなく“8”と言う数字に無限とかそんな意味があって、超沢山の神様って意味なんですけどね。

日本のありとあらゆる物にその、超沢山の神様が宿ってると言われてて、日本人はそれを生活の中に自然と受け入れてるのが、なんかいいですよね。「いただきます」「ごちそうさま」感謝の心、僕は好きです。

色々な捉え方があるでしょうけど、神様と妖怪はとても近いところに居てると僕は思います。日本の神様は天津神と国津神に大きく分かれますが、妖怪は国津神(日本土着の神様)と近いんですかね。天狗も妖怪といえば妖怪やし神といえば神ですもんね。

祭られるか祭られていないかなんですかね?

祭るとか祭らんとか天津神とか国津神とか、まーその辺はまた別の機会に語るとします。

そんなこんなで僕は今、服を中心にデザインの仕事をしてる訳ですが、その幼少の頃から今もずっと好きな妖怪とずっと一緒に仕事したかったんですね。それが2014年Collectionから妖怪とABSURDの服が共演する事に。実現しましたよー。妖怪画はABSURDの一味のシゲちゃんが書いています。絵には魂がこもっているので、この絵自体が妖怪とも言えるのではないでしょうか。

この作品達は昨年フランスのParisで発表してきました。作品のテーマは“確かな物と不確かな物”

“確かな物”は道路標識、“不確かな物”は妖怪で表現し、モデルの体の一部に絵or書を描き、テーマに沿ったロケーションで撮影をし、その写真にまた絵or書を描く、ミルフィーユの様な作品作りをしてみました。展示会場では、五感で感じ第六感で妖怪を感じ取ってもらおうと、各作品のテーマに沿った音楽を制作し、会場では音楽を制作した同じくABSURDの一味のHiguchiが生で流していました。ありがたい事に凄く高評価でした。お世辞をあまり言わないフランスの方達からのお褒めのお言葉は素直に嬉しかったです。

で、その時の作品達がミニ写真集になって登場です。作品とリンクした音楽のCDもセットになっています。8曲厳選しました。

本IMG_0635

 

ミニ写真集26P+CD8曲入りで¥2160(税込)です。

通販もやってますので、(送料¥500)お気軽にご連絡orメッセージ下さい。もう持ってる方は宣伝宜しくお願いします!もしまだ見ていない方は是非見て下さい。ABSURDの魅力がギュッと詰まっていますよ。

ではではGOでした!

À bientôt

 

 

 

 

 

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